2025.8


画本武蔵鐙(えほんむさしあぶみ)は日本武尊(やまとたけるのみこと)にはじまり、上杉謙信、武田信玄、宮本武蔵、佐々木小次郎など、日本の名高い武者を描いた武者絵本。
本図は、歴史に刻まれた川中島の戦い(1553 〜 1564年)の名場面として伝わる上杉謙信と武田信玄の一騎打ちを描いたものである。
軍学書『甲陽軍鑑』(こうようぐんかん)には、両名の一騎打ちの様子について「川中島の戦いの第四次合戦(1561年)で混戦のなか、白手ぬぐいで頭を包んだ武者が馬に乗って太刀を抜き、床几(しょうぎ)に座っていた信玄めがけ突進して切りつけてきたので、信玄は立って軍配で受けた」と記されている。
北斎はこの場面を非常に緻密に描き、画面を見開きで縦に使うことで迫力を演出している。
日本の意匠 National Treasure of Japan
日本の文化芸術がさらなる広がりをみせた江戸時代の絵師たちに焦点を当て、アロハシャツというキャンバスに巨匠たちの作品を再現し、日本が世界に誇る意匠(デザイン)に込められた情熱を現代に蘇らせる。
葛飾北斎の作品とのコラボレーションから始まったこのシリーズは新たなアーティストを加え、次なる展開を迎える。